お米の話

お金

以前のホームページで香港でのお米の話を書いたことがある。10年くらい前だったから、あの時と違って今では日本国としてもお米の輸出にかなりの力を入れているのはご存知の通りだ。そこでもう一度、以前書いた話を基にして復習がてらお米についてもう一度書いておこうと思う。

日本だけではなく、特にアジア圏ではお米を主食としている国が多い。お米はとても大切なものだ。なのに軽視されたり、逆に重要視されすぎて変なところが保護されすぎたりして時にはそれによってめちゃくちゃな状況になる。
日本のお米の政策は、個人的に調べれば調べるほど、その補助のあり方からご存知の団体など、とにかくわけがわからなかった。ただ、いろいろな人たちの尽力によってここ10年あまりでかなり改善されてきているものの、その根本は今でも変わらない。

香港の貿易は自由だ。ただしお米については、ある一定以上のお米を輸入するには、香港政府の部署の許可やライセンスがいる。しかし販売されている一部のお米の袋を見ればわかるのであるが、ひどいものになると産地の国すら表示がされてなかったりする。つまりどこの米ともわからないものを、堂々と販売している。それらの意味することや現実を知ることによって、お米の本当の問題点もわかるのかもしれない。
当時も今も実際、どこまで踏み込んで書いていいものだろうかと悩むけれども(いろいろな問題があるので)、とりあえず、一般的にはあまり知られてないだろうということを少しだけ書こうかと思う。
「食」の問題は自分自身の「健康を守る」という点からも大変重要だ。なのに、「コスト」や「利益」や「価格」だけが重要視されたり、「見かけだけの安全性」に惑わされて 、疎かにされている現実がある。

1993年の日本の米不足の時、私自身日本に在住していた。そして緊急の措置でタイ米が大量に日本に入ってきたことがある。それを食べた私の瞬間の感想は、「なんだこのまずい米は?」
もう大昔の話になってしまったが、これによって日本人の中で、「タイ米=まずい米」という固定観念ができあがった人も多かった。
実はその前、香港にい在住していて、タイ米を何度も食べていた。感想は、「とてもおいしいお米」で、日本で食べたあのマズいお米はその前もその後も決して食べたことはない。当たり前だが、お米には実際に種類や等級がある。結局、日本米ですらそうだがお米も実際はピンキリで、飼料用にしかならないようなお米もある。緊急で入ってきたお米なので確かにそうなる想像はついた。
実はタイ米はヘルシーでとてもおいしいお米だ。特に タイ米の中でもジャスミン米と言われる高級香り米はおいしい。

お米の種類、海外の米の現状等について話さないとよくわからないかもしれないが、後で詳しく話すとして、そのタイ米の中の「ジャスミン米」に関するあるひとつの印象に残った香港での昔の出来事がある。
ある香港では大変珍しい、とても良心的な、海外輸入食品を主に扱うお店がある。そこでは今でもタイ米が売られている。しかも高級ジャスミン米だ。そのタイ米は実は他のスーパーでも売られている。しかしパッケージが少し違う。そして、そこでなぜ、ここで売っているお米が良いかという説明文が販売当初店頭で張られており、その内容は「このお米はタイでパッケージされたものを販売しております、他店は香港でパッケージされています。」
通常、お米には賞味期限がある。よく新米がおいしいというが、米は新しい方がおいしい。そして「玄米」から精米された瞬間から劣化が始まる。だからこだわるお米のお店になると、玄米で仕入れて、買ってから精米するようなところも、香港ですらある。(そういう香港の店は、日本の高級米に限定されている。ただ、近年流石に増えてきた。)
ということは、タイから玄米の状態で輸入され、香港で精米されてすぐ売られているお米の方がおいしいはずだ。では何故、その店は「タイでパッケージされている」のに、おいしいといいはるのか?
そこのお米を食べてみた。確かにとてもおいしい。炊きあがりも良い香りだ。実際、そこのお米は売れに売れていた。値段的にリーズナブルなこともあったが、それだけではない。消費者が一度食べたら確かにおいしいとわかるからだ。じゃあ、何故? その味の違いは?そこにはある意外な秘密が隠されている。

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