JAGATARAの江戸アケミ氏が残した曲、その詩の数々、そして一見、迷言の様に見えた名言の真の意味もわかるような気がする。
JAGATARAの名盤に「裸の王様」がある。江戸アケミ氏が精神疾患から立ち直った後の1枚だ。その中に名曲、「もうがまんできない」がある。レゲエ調の曲だ。その歌詞は、たぶん、いろいろと精神的に悩んだ人には、突き刺さるものだ。そしてその歌詞はまた、別の側面も持っている。
江戸アケミ氏の考えていたことは、たぶん、その時代のずっと先を見通しながら進んでいた。そしてその言葉や行動は当時では誤解され、自分の意図と違う意味で解釈された。そのいらだち、葛藤は相当なものであっただろう。果ては、気が狂ったとまで思われるかもしれない。一番簡単は解決方法は、喋らない、そして「がまんする」ことなのであろう。それは彼だけではなく、それは、他の世界でもあることだ。そういう自分も苦しんだ一人だ。
そして、がまん、がまん、がまんする。日々の暮らしの方が大切だからだ。がまんしている事、喋らないことは、決して何も知らないからではない。こっちがわからないぐらい思っているだろうが、わからないふりをしてやっているだけだ。おまえらは自分が賢いくらい思っているだろうが、遥かに先を走っている。
自分が賢い、相手は馬鹿だくらいに思う奴がいて、「騙してやろう」と、とんでもないことをする輩が増えている。搾取するのは、しょうがない。それがちょっとの搾取なら。しかし、もうがまんできないところまでやるやつがいる。
日本で「ブラック企業」という言葉が飛び交う中、もし江戸アケミ氏が生きていたら、なんと言っていただろう。そしてあの原発の事故とか・・・・・どっちみち、今頃天国で、もう面倒見切れないと言っているかもしれない。
江戸アケミ氏は確かに早すぎた。しかし今の時代ならもっと埋もれたかもしれない。実際、才能がありながら、埋もれまくるアーティストが多い昨今だ。それはどんな業界でもそうで、人を利用して楽して金儲け。その利用する人の「資源」も枯渇する時代が来るかもしれないい。



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